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マダオの感想日記

まるでダメなお兄さん、略してマダオな大学生が、読んだ本や、鑑賞したアニメの感想を書きます

氷菓(米澤穂信)読了

今回は、「インシテミル」で有名な米澤穂信さんのデビュー作「氷菓」について書こうと思います。

 

人が死なないミステリー」と評判の、青春学園ミステリーものです。

中部地方の架空の街、神山市に住む、省エネ主義の高校1年生「折木奉太郎」と、好奇心の亡者と揶揄されるお嬢様「千反田える」を中心とした「古典部」のメンバーが、学校内で起きる奇妙な物語を解き明かしていくというスタイルです。

実は、京都アニメーションによってアニメ化もされていて、僕もアニメを一通り観たところ、非常に面白かったので、原作にも手を出したという感じです。アニメのほうの感想も、後日書こうと思います。

まず、この本はめちゃくちゃ薄いです。200ページくらいなので二日くらいで読めちゃいます。価格も457円(税別)となかなかお手頃です。

 

肝心の内容ですが、アニメを観た後だったので、ストーリーも、オチも大体知っていたのですが、十分楽しめました。

まず、奉太郎の性格にわずかな違いがみられました。

アニメでは、気だるげで、省エネ感が前面に押し出されていたのですが、原作だと、もう少し前向きな性格に思えました。内心描写も多く、アニメでは描き切れなかった部分もしっかりと表現されています。

僕が最も魅了されたのは、やはり数々の名言でしょうか。

ジョークは即興に限る、禍根を残せばウソになる

データベースは結論を出せない

いまのご時世、医者と教員と警官はあくびをしても叩かれる

など、少しアイロニカルで、なおかつ真理を突いているような発言には、「確かになぁ」とか納得しながら、いちいち感動していました笑

あとは、個人的に「古典部」と「SOS団」が被って勝手に面白くなっていました(同じ京アニだし)。

 

この本は多少ラノベ調なので、「本を読むのが苦手な人」には特におすすめです。

あとは「灰色の、不遇な青春を送ってしまった人」にも、おすすめかもしれません笑

ガッツリミステリーが好きな人には、少し物足りないかも知れません。